Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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きょうさいかていえんまんじゅつ

猿々合戦

小野 佐世男

Leggi 猿々合戦 (きょうさいかていえんまんじゅつ) di 小野 佐世男 (おのさせお) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 29.526 caratteri · 61 schermate

Aozora Bunko

「あの六区の池はいま権利あらそいで問題となっている、それだなア」

「なんだか知らないけれどすごいニュースよ。ではお待ちしているわよ、サヨナラ」

オホッ、すごいスリルだぞと浅草は六区のひょうたん池の端に飛んでいったら、喧嘩どころか、馬鹿に静かで、ただ見世物見物の客でにぎわっているだけ、

「オホホ、来たわね」

「こら、ラキ子、うそつき」

「うそじゃないわ、ソーラ、そこのロック座で筑波澄子劇団が、振袖姿で荒くれ男十三人と、いま流行の女剣戟をやっているじゃない?」

「チェッー、 一ぱいくわされた」

2

劇場内は満員で立錐のよちもない。

「マア! すごい入りね」

「だいじょうぶかいラキ子ちゃん、日本刀でバッタバッタと斬りまくるんだぜ。脳貧血を起してぶったおれたりしちゃ僕いやだぜ」

「へいちゃらよ、こう見えても江戸ッ子よ、松竹少女歌劇の川路龍子や小月冴子のお小姓姿で刀をぬくとこも見たことあるわよ」

「S・K・Dのようななまやさしいもんじゃないよ、まかりまちがえれば、プッツリ頬ぺたにささっちまうんだから」

ギュウギュウと扉にはみ出している観客のお臀をおしくらしてやっと舞台の見えるところにはさまるとラキ子、