Classici giapponesi con furigana
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ごくちゅうへのてがみ
獄中への手紙
宮本 百合子
Leggi 獄中への手紙 (ごくちゅうへのてがみ) di 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 174.521 caratteri · 344 schermate
今何時? マア、もう七時半よ。かき出したのは六時よ。きょうは又うんとこさ早くお眠りブー子をやります、そして、あした気持よく歯イシャを辛棒し、野菜袋をブラ下げ、そして、いいこと思いつきました。あさって、もしかしたら、朝のうちに駒込病院へ行って、外科の先生に紹介してもらって、いつか多賀ちゃんが、ラジウムかけたあの物療室でレントゲンとって貰いましょう、そして午後はそちらへ行くの。そしたらいい子ですね、この決心はもうつきました、駒込病院なら、遠いとはさかさになっても云えないし、あすこにレントゲンはないとは云えないしね。そしてすましてしまうとさっぱりするわ。一人のときが、午前は泣きなのよ。うちの国先生はダラダラ出勤で、桜田門へ出かけると云ったって、やっぱり自分のテンポは同じですから。こんや九時に眠り十一時間眠りとおしたって八時よ。御飯たべてから十二時迄に三時間はあるのね、あした行けないと云えるでしょうか、でも午後のギリギリガーガー思うとへこたれだけれど。火曜日に、もう行ったのよ、と云ってみたいという子供らしいところもあります。
この紙が十枚で二十銭よ。アテナインクは二オンスずつのはかり売りです。