Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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ごくちゅうへのてがみ

獄中への手紙

宮本 百合子

Leggi 獄中への手紙 (ごくちゅうへのてがみ) di 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 174.521 caratteri · 344 schermate

Aozora Bunko

の中だと云っても。フランスの中だと云っても。あの若い二人の生活もここで歴史的一転をいたしましょう。丈夫でいてくれと思います。

ついでに、一寸家事的ノートつけ加えます。冬のジャケツ上下、シャツ、ズボン下、どてら二枚、今ごろ着る外出用の単衣(これは新しいもので御存じありません、大島の紺がすり)、先へよって、真夏着る麻など、開成山におきます。咲に、いつもお送りしている約十倍、保管たのんでおきました。現金です。いつでも、すぐ用に立つようにしてあります。これは咲がまさか絶対責任をもつそうですから。どうぞそのおつもりで。そのあと、工合よく行けば、もう其と同じ位か、すこし多く、やはりあずけておきます、(今のところ、こっちは出来ていませんが)これは、わたし一人のまかない分とは別にしておいてのことですから御安心下さい。わたしの方は、自分にくっつけておきます。場所がちがえば、ちがったですぐ役に立つように。何しろ人だのみは出来ない場合もありましょうし、又そんなひとも居合せず。

薬は、オリザニンみつけました土曜日に届けます。ワカモトで出しているワカフラビンというのは、もっとよい(メタボリンよりも)そうですが、今どこにもないので。