Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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ごくちゅうへのてがみ

獄中への手紙

宮本 百合子

Leggi 獄中への手紙 (ごくちゅうへのてがみ) di 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 174.521 caratteri · 344 schermate

Aozora Bunko

カロリーを忘れるな」と。笑ってしまうわね。鞠躬如として答えます「ハイハイ、油気が入ればようございましょう、油は貴重品ですから」と。よって、油で御飯でも焙めてたべましょう小松菜の切ったのでもまぜて。こんなところが上々の部ね。

御報告いたします。御飯いためにタラを入れました。いいでしょうそれなら。タラは一切れで何カロリーとは云えないけれど、いいのよ。いいことは。

さて、今湯タンポのお湯をわかしています、これがわいたら上りましょうね、あなたももう下に格別用事がおありになりもしないでしょう。きょうはふとん干してポコポコです、風邪ふせぎに丁度ようございました。天気さえよければ干すので、色がさめて気の毒よ。動坂で使っていらした茶色縞ね、あれをまだ丈夫でつかって居ります。それと、西川かどこかでお買いになってあちこち旅行した草花模様の。あれ二つです。よく永年用に立って可愛いことね。色はさめても香はのこるというわけです。

お湯の音がしはじめました、ああうがいもして臥よう、ね、このようにわたしは養生やです、それは本当よ。まだ時間が早くてあなたはまだ本でもよみたいかしら。