Classici giapponesi con furigana
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ごくちゅうへのてがみ
獄中への手紙
宮本 百合子
Leggi 獄中への手紙 (ごくちゅうへのてがみ) di 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 374.755 caratteri · 745 schermate
ポチがね、さきほど死にました。目白の駅のプラットフォームから犬猫病院の札が出ているの、覚えていらっしゃるでしょうか。一昨日の午後そこへつれて行って入院させて、きのうも見にゆきましたが。よほどひどい毒物をたべたのだそうです。ワンワも可哀そうに。捨てられて、やっとうちで飼われて、毎朝私が出るとき走ってお伴して来ていたのに。何を一体たべたのでしょう。アンポンだもので命をおとしてしまった。ワンワの入院料は一日一円五十銭也。獣医さんというのは動物が好きでなるのでしょうね。
十二月の二十三日の朝、ポチがおなかを空かせて私の手をかむ。御飯がちっともなかったので、台所に跼んでいて御飯たいてたべさせてやったりした(盲腸になった朝)。犬も可愛いものです。
もう近々届くでしょうが、セッカーの目録の中にアレクセーイェフの「罠かけのデルス」という本の広告があります。それと同じのに「ケンヤ山を仰ぎつつ」というのもある。「罠かけデルス」は訳してもいい本と思い、それならほかの読みようはないでしょうし、注文します。いつか書いたゴールスワージの小説。ヨーロッパ大戦の時のことで、あれこれだと骨折った甲斐がなくなるから。