Classici giapponesi con furigana
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ごくちゅうへのてがみ
獄中への手紙
宮本 百合子
Leggi 獄中への手紙 (ごくちゅうへのてがみ) di 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 374.755 caratteri · 745 schermate
家、閉めないでよくなったので大安心です。
七月七日 〔巣鴨拘置所の顕治宛 目白より(封書)〕
七月七日 第五十九信
けさ五日づけのお手紙をありがとう。九月の風邪はそういうわけだったのですね。それは全く仰云る通りです、私も同じに同じところで何だかすこし冷えるわね、というわけですもの。冬夜具をお置きになるというのは一工夫ですけれども、先頃の夜着をおいておおきになって。掛布団の方は近々又もってかえりましょう。そしてよく乾して手入れしようと思います、いかがでしょう、そして麻の軽い掛布団がよかろうと思っているのですが。今こしらえさせているところです。冬のかけ布団十月ではおそいこと? 去年の秋の夜具不足もそのせいでしたか? それとも一枚厚いのがあればいいかしら。
私の冷水マサツ、そんなに絶大の効果を感じたとおっしゃると、でも私やらないわ、と云う理由がなくて、困ったような気になります。窓はすぐレイ行出来るけれど。でもマサツもやりましょう。起きぬけに汗ばんだ体どうせふくのだから。そのときすこし念を入れて本式に。とにかく病気はしまいと思います。こうやって暮していて、体が苦しくないからおのずから会得する感じもあって楽しいところも感じて居りますが、もし先のようだったら、お茶わんすこし洗ったってフーというほどだったのですもの