Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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ごくちゅうへのてがみ

獄中への手紙

宮本 百合子

Leggi 獄中への手紙 (ごくちゅうへのてがみ) di 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 374.755 caratteri · 745 schermate

Aozora Bunko

今はちっともはれて居りませんから大丈夫。今月末は、はらさないつもりだがどうかしら。あやしいかな、どうしても二十日前後から眼玉グリグリですからそうなるのですね。でも養生法は、只劬ったりするのは何にもなりません、お説のとおり。大いによく考えてやって居りますから御安心下さい。よく眠ること、食事に注意することその他で仕事はへらしません、読むのを小説の間御許し願いつつ。三共のユーキリン(燐)をのみますがこれはいいらしい。理研レバーも、私のように肝臓をひどく患ったものには必要だそうです。しかしレバーは薬でのまず、私はいきなり肝ゾーをたべることで補います、薬多種は趣味でないから。

臭剥(シュウボツ)という薬(臭化カリウムを土台にしてつくる鎮痙剤)はうちの家庭薬で(母の代から)三年ほど前あの栄さんと山に行った秋の夏、いちどきに仕事しながらつかれると盛にあれをのんだらおでこや何かにそのためのホロホロが出来てね、それを疲労からだと思いちがいしたことがありました。ですから今のところ私にはこのごくありふれた薬はタブーで、ユーキリンというわけなのです。

佐藤さんたちが近いのでちょいちょいした相談に便利です。