Classici giapponesi con furigana
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ごくちゅうへのてがみ
獄中への手紙
宮本 百合子
Leggi 獄中への手紙 (ごくちゅうへのてがみ) di 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 215.557 caratteri · 426 schermate
つまりそれだけの美の印象を十分自分のこやしとするべきだと思うわけです。私は生活的で女らしくナイーヴで、生きぬけて来てしまうように恬淡なところがあって、しかしそれは芸術家としては初歩ね。ペダンティックな教養への反撥が作用してもいるのでしょうね。もうくたびれたからさよなら。
六月二十四日 〔巣鴨拘置所の顕治宛 駒込林町より(安芸厳島神社の写真絵はがき)〕
六月二十四日。ねまきお送りいたします。もう一枚の単衣の方はさし当り、去秋(九月中旬)お送りしてかえらず、そちらにあるメイセン絣ペナペナだけれども、今ごろジュバンの上へお着になれます、どうぞそれを着ていらして下さい。新しいのをこしらえてお送りしますから。麻のや白を着る前のは、もとから無かったのよ。一枚いい心持のがあったのを、私がいなかったとき(七年も前)消え失せてしまいました。別に手紙をゆっくりね。
六月二十七日 〔巣鴨拘置所の顕治宛 駒込林町より(封書)〕
二十五日づけのお手紙ありがとう。二十三日のも頂いて居ります。魔法ビンはよかったこと。不思議なこともあるものなのね。悪いことばかりはないというのは、このことでしょう。