Classici giapponesi con furigana
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ごくちゅうへのてがみ
獄中への手紙
宮本 百合子
Leggi 獄中への手紙 (ごくちゅうへのてがみ) di 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 215.557 caratteri · 426 schermate
ゴーギャンの絵の感覚は、そういう自然の中に他国の感覚で入って行って、全身をそこに浸したときの作品ですね。文学は生れますまいね。音楽が単調になることもわかります。
私は季節の変化を愛し、北方的な人間だから、のろのろぬうとした樹木を見てもこわい方です。日向に青島というのがあり。どうかして太古に漂着して日向の海岸のその小島ばかり今も南洋の椰子棕梠を茂らせているところを見に行って、蛇がからまり合って立ち上ったような樹々を見て、動物的なのに大恐縮してしまったのを思い出します。
動物的と云えば、上野に住んでいた猛獣たちは市民の平安のため処置されました。火、音響などによわいから。上野公園に昔平和博というのがあって、父は第一会場(上の方)をうけもち、いろいろ空想して自分の好きなサラセン模様の音楽堂などをこしらえました。美しいものでした。その時、紙屑入れとして場内に牧羊神の山羊の頭のついた紙屑入れをつくり、市の公園課が気に入って、ずっと最近までそれが鉄に白エナメルをかけて置かれていましたが、金だから献納になり、今は一匹も居ないそうです。国男さんが気づいて話しました。