Classici giapponesi con furigana
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「さんごしゅう」かいせつ
「珊瑚集」解説
佐藤 春夫
Leggi 「珊瑚集」解説 (「さんごしゅう」かいせつ) di 佐藤 春夫 (さとうはるお) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 2636 caratteri · 6 schermate
は先生御自身が「荷風随筆」の一項にこれを記しておられる。特志の向は同書(一八五頁―一九五頁)に就いて見られるがよいが、ここには本集と直接関係があると思われる部分を抜き出して参考に供してみる。先生の曰――
「……一時わたくしは鴎外柳村二先生の顰に做って、西詩の翻訳を試みたのも、思えば既に二十年に近いむかしである。当時わたくしが好んでこの事に従ったのは西詩の余香をわが文壇に伝えようと欲するよりもむしろこの事によって、わたくしは自家の感情と文辞とを洗練せしむる助けになそうと思ったのである。わが旧著の中『新橋夜話』に収載した「短夜」といい「昼すぎ」という如き対話の文、劇詩の体裁を取れる「秋のわかれ」の如き当時わたくしはいずれも仏蘭西抒情詩の翻訳から新に得たる収穫となしたものであった。」と、この集が先生を知るにどれだけ重要であるかを知るに足るであろう。先生の目的が必しもそれになかったとしても、先生の恩恵によって西詩の余香を掬し詩法を学び得た者もまた決して尠くなかった。当時の一読者として自分はその証人である。
この集のなかの主な詩人ボードレエルとヴ※ルレエン(ともに先生が愛好し尊重するアンリイ・ド・レニェエと三家みな各七篇ずつを取っている)とに関して、先生はアンドレ・ヂィドとジャン・モレアスとの意見を「訳詩について」