Classici giapponesi con furigana
ja-reading.com
Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.
げんだいにんじゅつでん
現代忍術伝
Leggi 現代忍術伝 (げんだいにんじゅつでん) di Sakaguchi Ango (坂口 安吾) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 76.446 caratteri · 155 schermate
女というものはズウズウしいもので。化石したり、呼吸困難におちいっても、舌がまわりだしさえすればシャア/\と、ひやかしたり、だましたり、訓戒をたれたり、ユメ油断ができません。
「でも、あやまること、ありませんわ。私、接待の当番にあたって、これが社用ですから、あれぐらいのこと、我慢しなければいけませんのよ」
「あれぐらいッて、どんなことですか」
「昨夜のようなことですわ」
と、はずかしがって、ボッと顔をあからめる。嘘をついたカドにより良心が咎めて顔をあからめるワケではない。
「失礼ですが、あなたは酒席のサービスが御専門で」
「マア、失礼な。婦人社員が順番に当るのよ。こうしなければクビですから、余儀なくやってることですわ」
「これはお見それ致しました。田舎者がとつぜん竜宮へまよいこんだようなもので、タエにして奇なる光景に目をうばわれて驚きのあまり申上げたゞけのことで、けっしてあなたの人格を傷けようとの下心ではございません」
「田舎者だなんて、ウソおっしゃい。諸所方々でザンキしていらっしゃるじゃありませんか。大方コルサコフ病でしょう」
「これは恐れいりました。しかしアタクシもまことに幸運にめぐまれました。