Classici giapponesi con furigana
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しょうじょうるてん
生々流転
岡本 かの子
Leggi 生々流転 (しょうじょうるてん) di 岡本 かの子 (おかもとかのこ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 297.521 caratteri · 586 schermate
なったり女性になったりして持場を果すだけで、言葉までも殆ど混ぜこぜになりますけれども、たゞそれだけでそれも流れ過ぎてしまえば、たゞ牧草の匂いの強い一群のやさしい動物として自分たちを感じるだけでした。これというのもこの学園へ来る男女の子弟たちは多く山の手生れの都会っ子の為めなのでしょうか。それとも、少年男女をこういう自然の中に放ち飼いにしとくと遂にこうなるのでしょうか。この学園のある丘陵は砂地の多い白土で、樹木も軽くて直ぐ伸びる灌木類が多くありました。
吉良という子と義光ちゃんという子と八重子という小さい女の子とが、いつの間にかわたくしのパアテイを形造るようになりました。吉良という子は肩や胸の辺に男の子の力が集まって、胴から下とか手足は棒のようについている恰好の少年でした。バスケットボールをして、この子がボールを拾い当てます。すると、ボールを緊かと抱えたまゝ一たん敵方の群より逃れます。そこで体勢を立て直し、棒のような脚を踏み拡げ、大きな靴をぱか/\いわしながらこちらに向き更えるまでの不器用さは一騒動でした。みんなは笑いました。わたくしも笑いましたが、何だかその恰好に律義な執心のようなものが見えて愛感が持てました。