Classici giapponesi con furigana
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せいぜんしんごのこと
生前身後の事
中里 介山
Leggi 生前身後の事 (せいぜんしんごのこと) di 中里 介山 (なかざとかいざん) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 41.804 caratteri · 83 schermate
結果にはなるまいと怨むより外は無いが、併し今となっては神田君の誠意をどうしても買うことが出来ない、争うだけ争わねば納るまい事態に落ち込んでしまったが、二十年来提携した間柄として何という荒涼悲惨な事実だろう、併し信仰によらないで利による以上は合うも離れるも争うも闘うも是非なき浮世かも知れない、大菩薩峠の信仰を知らずして、その利益得分をのみ思う時には、当然行き詰まり叩き合うの結果が予想される、今後とても、我々は、幾多のワナや落し穴や流れ矢を受け流しつつ大乗菩薩道の為に進んで行かなければならない悲壮の行程は充分覚悟して居らねばなるまい。
とは云え、この悲壮なる我々の健闘が決して悲愴なる結果をのみ生むものでは無く、前人の未だ曾て夢想しなかったほどの大果報もおのずからその間に生れて来ないとも限らないのである。
中里生曰く
この「生前身後」のことは最初から小生の心覚えを忙がしい中で走り書をしていて貰うのだから、中には事実に相当訂正すべきところもあり、月日に多少の錯誤もあり不明なところもあるだろうと思う、いずれは書物にまとめて出版する時に十分訂正して責任ある