Classici giapponesi con furigana
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くじょしょうろく
痀女抄録
矢田 津世子
Leggi 痀女抄録 (くじょしょうろく) di 矢田 津世子 (やだつせこ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 32.578 caratteri · 65 schermate
末賢は大和に住し東漢に属した帰化漢人であり、奴加己利も亦、そして加西溢は帰化高勾麗人であった。それゆえ我国最初のこの繍帳には支那高勾麗両系の絵があらわされているわけである。刺繍芸術には、その後、次第に日本人独特の趣が加えられて戦国時代には兵具にさえ繍をほどこすようになり、元禄の頃に至って最も洗練され、徳川時代にはこの繍の多少によって武家の格式の高下をはかるというまでに用いられた。
西洋のほうでもまた旧約書にアーロンの帯が紅青紫の刺繍された美しい麻布であったとみえているから、ずいぶんと早くからその技に熟していたようである。のちにはアングロサクソン寺院の僧衣が見事に繍されたとも伝わっている。「マティルド女王の壁掛」とは、よく耳にするけれど、これはローマネスク時代の遺品中最も珍奇なものとして今日仏蘭西ノルマンディのバイユー・カテドラルに蔵されているときく。ノルマンディ公ウイリヤムの英吉利征服に材を取りマティルド女王の手工として、また十一世紀末の華麗な繍織として遺っていると聞いているが、「これ迄の織物や刺繍はすべて東方から供給されしものにしてこの時代に至って毛織に刺繍せる美しき工作ヨーロッパに於ても初められたり」