Classici giapponesi con furigana
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しろばなのあさがお
白花の朝顔
泉 鏡花
Leggi 白花の朝顔 (しろばなのあさがお) di 泉 鏡花 (いずみきょうか) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 30.880 caratteri · 62 schermate
ここの合方は、あらゆる浄瑠璃、勝手次第という処を、囃子に合わせて謡が聞える。
使は来たり馬 に鞍、鞍馬の山のうず桜……
「牛若の仮装ででも出ますかね、私は大の贔屓です。」
恥ずべし、恥ずべし。……式亭三馬嘲る処の、聾桟敷のとんちきを顕わすと、
「路之助はんが、出やはるやろ。」
お絹の方が知っている。ただしこの様子では、胸も痛めず、怪我はしない。
しゃり、り、揚幕。艶麗にあらわれた、大どよみの掛声に路之助扮した処の京の芸妓が、襟裏のあかいがやや露呈なばかり、髪容着つけ万端。無論友染の緋桜縮緬。思いなしか、顔のこしらえまで、――傍にならんだのとそっくりなのに、聾桟敷一驚を吃する処に、一度姿を消した舞妓が一人、小走りに駆け戻るのと、花道の、七三とかいうあたりで、ひったり出会う。何でもお客が大変待あぐんで機嫌が悪い、急いで迎いに、というのです。
路之助の姉芸妓が、おおしんど、か何かで、肩へ色気を見せたのですが、
「えろう遅うなって、ご苦労え、あのな、ついそこで、いえ、あのな、むこうへ、……境はん。」
おや。
「あんたも知ってやろ。境はんが来やはって、逢いとう逢いとうていた処やろ、それやよって。