Classici giapponesi con furigana
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まなつのよのゆめ
真夏の夜の夢
宮本 百合子
Leggi 真夏の夜の夢 (まなつのよのゆめ) di 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 2981 caratteri · 6 schermate
軍事的愚弄をうけっぱなしの笑いかたをしていた。笑いは決して諷刺にまでたかまっていなかったし、演出者の力点も、アテナの主権とそのしきたりに反抗する若い二組という面で強調されていた。つっこんで云えば、そういう政治権力に抵抗したあの時代の若い人々の自然発生の自覚は、同時にあんな魔法でひっぱりまわされるほど哀れに暗い一面をもっていた、ということにルネッサンスそのものの時代性がある。半ばさめ、半ば眠っている日本の現代への諷刺として、この点を興味ふかくとらえるならば、演出者は、ルネッサンスを歴史性ぬきの人間解放の面からだけ解説せず、その暗黒さにおいてもリアルに解説して、観衆の心に笑いながらいつか心にのこされてゆく疑問を植えるべきではなかったろうか。
ベリンスキーのルネッサンスとシェクスピアについての省察は、特に今日のわたしたちにとって、切実な示唆をもっている。〔一九四八年二月〕