Classici giapponesi con furigana
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しんじゅとうのひみつ
真珠塔の秘密
甲賀 三郎
Leggi 真珠塔の秘密 (しんじゅとうのひみつ) di 甲賀 三郎 (こうがさぶろう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 7661 caratteri · 16 schermate
と友は刺を通じた。我々は彼の部屋に通された。橋本が人相書に依って訪ね出した所の、その人相の所有者は悠然として我々の前に現われたのである。
「早速ですが田村さん。私は実はこう云う職業のものですが」と再び名刺を渡しながら、「何事も隠さず云って頂きたい。そうでないと我々は貴君を氏名詐称と、若しかすると、詐欺取材で告発しなければなりません」
田村氏は一度は青くなり一度は怒ったが、やがて観念した如く話し出したのは次の如くであった。彼はマッカレーに近づいて何か一儲けをしようとして居ると、マッカレーが真珠塔が欲しいと云うので之幸と、模造品を商会に造らせ、売り込もうとしたがマッカレーに看破られ止むなく宅へ持ち帰ったが、八万円もヒド工面で造らえたので、もう夜逃げの外はないと覚悟して居ると、不思議な買手が現われて助かったのである。その買手はマッカレーの紹介だと云って訪ねて来た男で結局七万円で譲ったのだった。
「黒眼鏡をかけた脊の高い、少し猫脊のような人で頤鬚をつけて何だか聞き覚えのある声の人でしたが矢張初対面で、少し怪しい所もありましたが、背に腹は代えられず一万円の損で譲りました。