Classici giapponesi con furigana
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かていしゅうかんのおしえをろんず
福沢諭吉家族論集
福沢 諭吉
Leggi 福沢諭吉家族論集 (かていしゅうかんのおしえをろんず) di 福沢 諭吉 (ふくざわゆきち) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 33.942 caratteri · 66 schermate
人間社会は家内の集まりたるものなり、その悪事の元素は早く家内にありて存するものなり。家内は社会の学校なり、社会にありて専制を働く者は、この学校の卒業生なり。故に曰く、社会の有様を改革せんと欲せば、先ずその学校を改革すべきなり。
前条に記したる鬼蛇父母なり、また公務家なり、いやしくも上等社会に列して銭に不自由なき人なれば、その子に学問を教えんと欲せざる者なし。而してそのこれを教うるの方法如何を聞けば、学校に寄宿せしめたりとていかにも安心せるものの如し。案ずるにこの輩は、学問は数を学び文字を知ることと心得て、知字はただ学問の一部分たるの旨を忘れたることならん。知らずや、習慣の力は教授の力よりも大なるを。知らずや、子供は家にありて早くその習慣を成すものなるを。知らずや、父母の教えは学校教師の教えよりも深切なるを。余輩断じていわん、家に財あり、父母に才学あらば、十歳前後の子を今の学校に入るるべからず、またこれを他人に託すべからず、仮令いあるいは学校に入れ他人に託するも、全くこれを放ちて父母教育の関係を絶つべからずと。然りといえども実際において人の家には種々様々の事情ありて、必ずしもこの言の如く行わるべきものにあらず。