Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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そらにわくきんいろのくも

空にわく金色の雲

小川 未明

Leggi 空にわく金色の雲 (そらにわくきんいろのくも) di 小川 未明 (おがわみめい) in giapponese con furigana. JLPT N3. Tocca una parola per il significato.

N3 · intermedio · kanji e kana moderni · 6576 caratteri · 13 schermate

Aozora Bunko

そして、自分が、はなやかな世界的の選手となった日のゆめを、目にえがいたのです。

「なんで、そんなことを、きゅうにいいだしたの。」と、武夫はふしぎに思って、聞きました。

「もし、そうなったら、ぼくのおかあさんが、どんなによろこぶだろうと思ったのさ。だれでも得手というものがあるから、それをのばせば、成功すると先生がいったので、ぼく、元気が出て、うれしくなったよ。」と正吉は、すなおに心のうちを、友だちにうちあけたのでした。

武夫もいつになく、くつろいだ気もちになって、正吉をよろこばせようと、

「正ちゃんはいい子だと、うちのおとうさんも、おかあさんも、いっていたよ。正ちゃんのおかあさんは、いまはくるしくても、正ちゃんが大きくなれば、きっと楽をされるだろう。」

こうして、武夫が両親のうわさしたことをつげようとするのを、正吉はうちけすようにして、

「ぼくのうちは、貧乏だし、なかなか上の学校へいかれない。来年は町のおじさんの店へ奉公して、夜学で勉強をするつもりだ。武ちゃんは、いいおとうさんがあって、安心して勉強ができるから、きっと、えらくなれるだろう。ぼくは、自分の力だけで、やらなければならないからね。