Classici giapponesi con furigana
ja-reading.com
Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.
べにすずめ
紅すずめ
小川 未明
Leggi 紅すずめ (べにすずめ) di 小川 未明 (おがわみめい) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 4210 caratteri · 9 schermate
すると、からすはまた、からからと笑いました。
「おまえさんは、あのこまどりのいったことをほんとうにしていたのですか。もしそうだったらお気の毒なことです。あのとき、こまどりがいいかげんなことをいったのは、私をおそれて、私にへつらって、あんなでたらめのことをいったのです。私は、平常あのこまどりがおしゃべりなもんですから、ひとついじめてやろうと思っていたのでした。なんで、私の先祖なんかが、日輪を綱でひいたものですか。ほんとうにこまどりは、うそをいうことの名人です。あなたは、いままで、それを信じていたのですか。」と、からすはあきれたような顔つきをしていいました。
すずめは、二度びっくりしました。そして、長い三年の間の自分の苦労がむだであったことを、深く嘆き悲しみました。
「からすさん、私は、三年の間、空の上へ飛んでゆく稽古をしました。そして、いまは、雨にも風にもひるまぬ修業を積みました。しかし、それももう、なんの役にもたたなくなりましたのでしょうか。」と、すずめはいまにも泣き出しそうにいいました。
「どんな鳥でも、太陽の輝いているところまで上り得る鳥はありません。