Classici giapponesi con furigana
ja-reading.com
Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.
えんむすび
縁結び
泉 鏡花
Leggi 縁結び (えんむすび) di 泉 鏡花 (いずみきょうか) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 16.536 caratteri · 33 schermate
と二人を見て、
「ははあ、傘なしじゃの、いや生憎の雨、これを進ぜましょ。持ってござらっしゃい。」
とばッさり窄める。
「何、構やしないよ。」
「うんにゃよ、お前さまは構わっしゃらいでも、はははは、それ、そちらの※さんが濡れるわ、さあさあ、ささっしゃい。」
「済みませんねえ、」
と顔を赤らめながら、
「でも、お爺さん、あなたお濡れなさいましょう。」
「私は濡れても天日で干すわさ。いや、またまこと困れば、天神様の神官殿別懇じゃ、宿坊で借りて行く……南無妙、」
と押つけるように出してくれる。
捧げるように両手で取って、
「大助りです、ここに雨やみをしているもいいが、この人が、」
と見返って、莞爾して、
「どうも、嬰児のように恐がって、取って食われそうに騒ぐんで、」
と今の姿を見られたろう、と極の悪さにいいわけする。
お君は俯向いて、紫の半襟の、縫の梅を指でちょいと。
仁右衛門、はッはと笑い、
「おお、名物の梟かい。」
「いいえ、それよりか、そのもみじ狩の額の鬼が、」
「ふむ、」
と振仰いで、
「これかい、南無妙。これは似たような絵じゃが、余吾将軍維茂ではない。見さっしゃい。