Classici giapponesi con furigana
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たいない
胎内
三好 十郎
Leggi 胎内 (たいない) di 三好 十郎 (みよしじゅうろう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 68.766 caratteri · 136 schermate
破れて垂れさがっている服の胸や腰のあたりを取りつくろう態度と手つきも、静かで大ような「教祖」のものである。……びっくりして、それを眺めている佐山。……そこへ、入口の方から笑いながら、ヨロヨロと小走りにもどって来る花岡)
花岡 ヘヘ、しめしめ! ハハ、ヒヒ!
村子 まだ開かないの?
花岡 いや、まだだ。まだだけど、もう、こうなったらお前、こっちのもんだ! ヒヒ! 助かった、助かった、助かった! (そのへんをフラフラと歩きまわる。気が立ってジッとしておれないらしい)
村子 ……(それを微笑した目で追いながら)でも、もし、ケイサツの人たちだったら、すぐ、なんだわね、あんた――?
花岡 なあに、つかまったっていいやな。くたばるよりゃ百倍もマシだあ。ハハ、たとえ二年や三年くらいこんだって、なあに、金さえありゃお前――(いいかけた自分の言葉で、ギクンとだまってしまい、一瞬空を見てジッとなるが、やがて急に目がさめたようにキョロキョロとあたりを見まわす)あの、サツは、どこい、やった?……(村子が返辞をするのを待たず、急いで中央辺の、それまで自分が寝ていた場所の奥の壁の下の暗いところへ行き、両手で地面をかきさがす)あった! ヘッヘ! (暗い中に頭を突っこんでブツブツと口の中でいいながら、ガサガサやっている)……ちきしょう!……こう