Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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はいたい

胚胎

宮本 百合子

Leggi 胚胎 (はいたい) di 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 27.077 caratteri · 55 schermate

Aozora Bunko

たお人は皆恋を恋してやりそこなったお仁なのでの。

その頃は人間の用う言葉だけで話は通じ赤い色は赤い色で間違いなく見分けのついたものでござりまするのじゃ。

この時小姓一人巻いた書いたものを持って来る。少し消えかかった薪をそえ燈心をとりかえ注意深く四方を見てから退く。

王は静かに巻物を開く。一寸目を通すとすぐ険しい目差しをして読むのをやめる。

老人 いずこからでござりますの、めったに見ぬ紋章でござりますのう。が、もう幾度も見たので忘れて居るのかもしれませぬが。

王  何! わしの家来のフランコニア公からよこいたのじゃ。

老人 何と申し越してござりますの?

王  下らん事じゃ、人間の申す事を申しよこいたまでの事なのだから。そなたの様にもう年を取ったものはあまり人間らしい人間の申す事は聞かなんだ方がよいのじゃ。

老人 わたくしの様に年取ったものは人々が十怒る所は精いっぱい四つ位ほかよう怒りませなんだ、そのかわりうれしい事もたのしい事も同じほどの。

王  わしもじゃ、わしはあまり下らぬ事をききすぎたのでがさがさとまるで一日中流シ元で洗いものをする水仕女の手の甲の様になった心を持って居るのじゃ。