Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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はですがたまんねんわかしゅ

艶容万年若衆

三上 於菟吉

Leggi 艶容万年若衆 (はですがたまんねんわかしゅ) di 三上 於菟吉 (みかみおときち) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 33.800 caratteri · 67 schermate

Aozora Bunko

お春は三人の側に侍して、零れる愛嬌を見せ乍ら、華奢な手に瓶子を秉るのでした。

軈て片里はうっとりとお春の姿を眺め入り、

「のう、お春どのとやら、其方は大そう舞の上手でおいでじゃそうな。御苦労ながら、何ぞ一つ見せてたも」

「お恥しい鄙びし手振――なれど御所望賜いますれば、一さしお目を汚しましょう」

お春は静かに次の室へと退ったが暫しして、秋の空を思えとや、紫紺に金糸銀糸もて七艸を縫った舞衣を投げかけ金扇を翳して現われました。

下手に座して一礼し、さて立上って舞おうとするお春の姿を呉羽之介は夢見るように瞻め乍ら、とは言え二人の前もあれば、今夜は殊に美しく、巧みに舞うてくれればよいと口には出さねどひたすらに、心の中に念じています。

お春は楚々として艶然たる立姿を紅燈に照させながら、静かに唄い且つ舞うのでした。

※(歌記号、1-3-28)賤の身なればいろには出さぬ、ただこころのうちにこがるる※(歌記号、1-3-28)立よりむすぶ山の井のあかれずあかぬ中はな、松の二葉よ千年経るまで※(歌記号、1-3-28)筆でかくとも絵にうつすとも更らにつきせじ松しまの波はうつらふ月の影しまの数シン知れぬ……。