Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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そうもくちゅうぎょ

艸木虫魚

薄田 泣菫

Leggi 艸木虫魚 (そうもくちゅうぎょ) di 薄田 泣菫 (すすきだきゅうきん) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 114.254 caratteri · 226 schermate

Aozora Bunko

「これ、そんなに寝てばかりいないで、早く眼を覚まさんか。お上のお免しを得るには、御注文の品を打ち上げるより外にはないということが、お前には分らんか。」

「寝る、寝るといわれるが、遠慮を申しつけられたのでは、寝るより外には仕方がないのじゃからな。」

記内は独語のようにぼやいて、やっと起き上った。そしてとろんこの眼で役人の顔を見つけると、不足そうな微笑をうかべた。

「そんなにいわれるなら、これから仕事に取りかかろうから、もう一度あの鶏をお貸下げが願いたいものだな。」

「それはならぬ。お前のことじゃもの、また御鶏を酒手に代えまいものでもない。」

記内は大声で笑い出した。

「は、は、は、は。そんなに心配だったら、お前様が附添になってござらっしゃればいいじゃないか。」

「なるほどな……」

役人はいわれた通りに、まさかの時の用意に、自分が附添って御鶏を記内の仕事場に連れ込んだ。御鶏は油断のならぬ顔つきで、横眼で記内の方を盗み見ながら、横柄にそこらを歩きまわっていた。

記内は腕を拱んで、側眼もふらずじっとそれに見とれていたが、気に入った鶏の姿態が眼に入ると、

「あ、これだ。