Classici giapponesi con furigana
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はなとりゅう
花と龍
火野 葦平
Leggi 花と龍 (はなとりゅう) di 火野 葦平 (ひのあしへい) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 410.131 caratteri · 824 schermate
親分は、大層、君に好意を持っとるばい。それで、今夜も、出席しなさるように、自分から申し出て居られたんじゃが、夕方ごろから、持病の胃が痛くので、失礼する、玉井によろしゅう、と、お言付があったんじゃ。玉井君、明日にでも、親分のところに、顔を出して、お礼をいうときなさい」
森新之助は、金五郎が、どんな返事をするかと、はらはらしていたが、すなおに、
「そうしましょう」
といったので、安堵した。
「それから、玉井君、君、さっき、浄瑠璃を語ったとき、三味線を弾いとった女な、……お京とかいうた、……あの芸者と、ええ仲ちゅうことじゃが、ほんとな?」
「滅相もない。ただ、三味を弾いて貰うただけです」
「そうか、そんなら、ええ。おれが、今晩、抱いて寝ようと思うとったもんじゃけ、ちょっと訊いてみたんじゃ。君と鞘当てになっては、困るけのう」
友田喜造は、そういうと、女のような黄色い声で、カラスのように、けたたましく笑った。
しかし、まだ宴の終らないうちに、金五郎とお京の姿は、どこに行ったのか、「飛鳥」から、消えていた。
日が暮れてから、マンは、町に、買い物に出た。兄林助の一番上の娘の子、八歳になる光子の手を引き、すこし大きな荷物になりそうだったので、「中学生」