Classici giapponesi con furigana
ja-reading.com
Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.
めばえ
芽生
宮本 百合子
Leggi 芽生 (めばえ) di 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) in giapponese con furigana. JLPT N3. Tocca una parola per il significato.
N3 · intermedio · kanji e kana moderni · 40.924 caratteri · 81 schermate
私は妙な子で自分の十五六なのを忘れて、十五六、十五六と云って居る。
十五六って云う時ばかりよけいにとしとったようなきもちで見下すように「十五六ですもの、貴方」と云って居る。
いそがしい時なんかに一日二日病気になって見たいと思う事がある、人間にありがちな気まぐれなものずきな心持で……
この頃よく小さい大人を見ることが有る。何だか若い命を短くされたんじゃあないかと人ごとながら可哀そうに思われる。
四十近くなる女の厚化粧と、庇がみのしんの出たのと歯の間にあかのたまって居るのはだれでもいやだと云う。
なんでもつり合わないのは一寸妙なものに思われるに違いない。
ゴチゴチにすみのくずのかたまった筆を見ると人間のミイラを見る時とそんなに違わないほど見せつけられる様なきがする。
スイミツ桃のうす青な水たっぷりの実は、やわらかくてしない赤坊のように思われるが、天津桃の赤黒いデブデブした紫のつゆのたれそうなのは、二十五六のせっぴくのゲラゲラ笑うフトッチョのはのきたない女に似て居る。
○この頃の本の沢山出来る事と云ったらほんとうにマア何と云う事なんだろう。古い雑誌に出版物の統計が出て居たけれども、日本がいちばんたくさんである。