Classici giapponesi con furigana
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めばえ
芽生
宮本 百合子
Leggi 芽生 (めばえ) di 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) in giapponese con furigana. JLPT N3. Tocca una parola per il significato.
N3 · intermedio · kanji e kana moderni · 40.924 caratteri · 81 schermate
色と模様に出した着物を着られますもの、その下には胸毛なんかの一寸もない胸としまったうでとをもってますもの。
そして又私は何のことにでもこまっかくオパアルの様にいろいろに輝いて見て呉れる心をもってますもの。そいで男にまけないだけの事を出来ると思ってますもの。
私はこんな事を思って肌のなめらかな女だって云う事を喜ぶ様になりました。
何にも、今までにない事を見つけ出して自分の女だって云う事をよろこぶんでもなければ只肌の柔いからと云うだけでもないんです。
私は自分の肌の柔さ、色、きめ、そんなものから思いもよらない事を想像させられます。私は自分の声に自分の声以外の何かがあるという事を思わされます。そんな事は男の人にも有るにきまってます。けれ共男が女の人を見て思うのよりも女が男の人を見て思うよりももっとこまっかい色とかおりをもって居る事を私は知ってます。
私は、自分の心の底の底までをさらけ出して居る様で、人に今まで一寸も気のつかれた事のない心をもってます。だから私は世の中の謎? 悪く云えばはっきりしないろくでなしの心かも知れません。けれ共とにかく男よりはもっと細っかい心をもった女に生れたのを嬉しく思ってます。