Classici giapponesi con furigana
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くさめいきゅう
草迷宮
泉 鏡花
Leggi 草迷宮 (くさめいきゅう) di 泉 鏡花 (いずみきょうか) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 71.733 caratteri · 142 schermate
足をばたばたの、手によいよい、輻も蹴はずしそうに悶きますわの。
(ああ、お前はもう可いから。)邪魔もののようにおっしゃったで、爺どのは心外じゃ……
何の、心外がらずともの、いけずな親仁でござりますがの、ほほ、ほほ。」
「いや、いや、私が聞いただけでも、何か、こうわざと邪慳に取扱ったようで、対手がその酔漢を労るというだけに、黙ってはおられません。何だか寝覚が悪いようだね。」
「ええ、串戯にも、氏神様の知己じゃと言わっしゃりましたけに、嘉吉を荷車に縛りましたのは、明神様の同一孫児を、継子扱いにしましたようで、貴女へも聞えが悪うござりますので。
綿の上積一件から荷に奴を縛ったは、爺どのが自分したことではない事を、言訳がましく饒舌りますと、(可いから、お前はあっちへ、)と、こうじゃとの。
(可かあねえだ。もの、理合を言わねえ事にゃ、ハイ気が済みましねえ。お前様も明神様お知己なら聞かっしゃい。老耆の手ぼう爺に、若いものの酔漢の介抱が何、出来べい。神様も分らねえ、こんな、くだま野郎を労ってやらっしゃる御慈悲い深い思召で、何でこれ、私等婆様の中に、小児一人授けちゃくれさっしゃらぬ。