Classici giapponesi con furigana
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あらほうし
荒法師
山本 周五郎
Leggi 荒法師 (あらほうし) di 山本 周五郎 (やまもとしゅうごろう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 17.734 caratteri · 36 schermate
者をここへ運んで手当をしてやった、しかしそれが忍城のさむらいか寄手の武者かは知らない、捨てて置けば死ぬので救っただけだ、落人を匿まったなどということは断じてない」「たとえ負傷者でも、城兵なれば検めるのがわれらの役目だ」「よろしいとも……」かれは寧ろ笑をうかべて頷いた、「それが役目ならば検分なさるがよい、但し手をつけることを堅くお断りする」「…………」「見らるるとおりわたしは仏に仕える者だ、僧侶には敵も味方もない、戦うだけ戦って傷つき倒れた者、また草の上にむくろを横たえた者は、敵味方の差別なく救って労り念仏供養するのが仏の慈悲だ、こなた達はすでに昌平寺を焼いている、これ以上なお無法をするとすれば、臨済五山の宗門を敵にまわすとお覚悟あれ、それだけをはじめにお断り申す、いざ検分なさるがよい……」三人の武者は言句につまったようだった、俊恵の言葉は道理をつくしている、それを無視するだけの決意はかれらにはなかった、三人はちょっと眼を見交わしたが、「とにかく検めるだけは……」とひとりが云い、思い切りのわるいようすで奥の間へはいっていった。そこには四人の負傷者が枕を並べていた、けれども、みんな甲冑をぬいで下着ひとつになっている、石田軍は総勢三万余騎だからたとえ味方でも顔だけで判断はつかなかった。