Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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きくもようさらやまきだん

菊模様皿山奇談

三遊亭 円朝

Leggi 菊模様皿山奇談 (きくもようさらやまきだん) di 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 189.935 caratteri · 379 schermate

Aozora Bunko

ものじゃアございませんから、素より無い御縁とお諦め遊ばして、他から立派なお嫁をお迎えなすった方が宜しゅうございましょう、相当の御縁組でないと御相続の為になりませんから、確とお断り申しますよ」

長「誠にどうも……至極道理……」

と少しの間は額へ筋が出て、顔色が変って、唇をブル/\震わしながら、暫く長助が考えまして、

長「千代、至極道理だ、最う千代/\と続けては呼ばんよ、一言だよ、成程何うもえらい、賢女だ、成程どうも親孝心、誠に正しいものだ、心掛けと云い器量と云い、余り気に入ったから、つい迷いを起して此様な事を云い掛けて、誠に羞入った、再び合す顔はないけれども、真に思ったから云ったんだよ、併しお前に然う云われたから諦めますよ確と断念しましたが、おまえ此のことを世間へ云ってくれちゃア困りますよ、私は親父に何様な目に遇うか知れない、堅い気象の人だから」

千「私は世間へ申す処じゃア有りませんが、あなたの方で」

長「私は決して云わんよ、云やア自ら恥辱を流布するんだから云いませんが、あゝ……誠に愧入った、此の通り汗が出ます、面目次第もない、何卒堪忍して下さい」