Classici giapponesi con furigana
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きくもようさらやまきだん
菊模様皿山奇談
三遊亭 円朝
Leggi 菊模様皿山奇談 (きくもようさらやまきだん) di 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 189.935 caratteri · 379 schermate
權「へえーどうも誠に違います」
富「誠に違いますなんて、自分の事を其様な事を云うもんじゃア有りませんよ」
殿「これ/\小声で然うぐず/\云わんが宜い」
權「衆人が然う云います、へえ嚊は誠に器量が美いって」
富「これ/\家内の事はお尋ねがないから云わんでも宜い」
權「だって話の序だから云いました」
富「話の序という事がありますか」
殿「其の方生国は何処じゃ、美作ではないという事を聞いたが、左様か」
權「何でごぜえます」
殿「生国」
權「はてな……何ですか、あの勝山在にいる医者の木村章國でがすか」
殿「左様ではない、生れは何処だと申すのじゃ」
權「生れは忍の行田でごぜえますが、少せえ時分に両親が死んだゞね、それから仕様がなくって親戚頼りも無えもんでがすが、懇意な者が引張ってくれべえと、引張られて美作国へ参りまして、十八年の長え間大くお世話さまでごぜえました」
富「これ/\お世話さまなんぞと云う事は有りませんよ」
權「だってお世話になったからよ」
殿「これ富彌控えて居れ、一々咎めるといかん、うん成程、武州の者で、長らく国許へ参って居ったか、其の方は余程力は勝れて居るそうじゃの」