Classici giapponesi con furigana
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おちぼひろい
落穂拾い・犬の生活
小山 清
Leggi 落穂拾い・犬の生活 (おちぼひろい) di 小山 清 (こやまきよし) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 239.741 caratteri · 486 schermate
見るとヘルツの向う隣りにいるトルワルセンが(この人はデンマークのすぐれた彫刻家です。)ほんのりお酒の廻った顔をこちらに向けて、(トルワルセン先生はお酒をあがると、ほんとに子供のようになる方です。とこれは夫人の言葉です)「アンデルセンって、いい作家だなあ。」とヘルツに話しかけるというでもなく、自分でうなずいていたというのです。するとヘルツが顔をあげて(あの方はほんとに鋭い眼をしている、とこれも夫人の言葉です)「先生、なにをおっしゃるのです。私達が心の底で誰を贔負にしているかは、」と云いかけて食卓の顔ぶれを見廻し「みんな異口同音でしょうよ。先生お一人だけではありませんよ。」と熱っぽく食ってかかる風に云いました。(私のことを聖アンデルセンなどと云ってやっつけた人はこの人なのです。ああ、ヘルツが私のことをそんな風に思ってくれていたとは。とこれは私の言葉です)トルワルセンはそうだともという風に強くうんうんうなずいて「ヘルツ君、僕は彼を読んでいると、丁度故郷の森の中を歩いていて、あのデンマークの湖を聞いているような気がしてくるのだ。」と云いました。それを聞くとヘルツは「ああ、アンデルセンって、羨ましい奴だ。