Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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やぶのうぐいす

藪の鶯

三宅 花圃

Leggi 藪の鶯 (やぶのうぐいす) di 三宅 花圃 (みやけかほ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 31.356 caratteri · 65 schermate

Aozora Bunko

学校の教員なるべし。

母「ほんとうにこの仏様も。草葉の影でお悦びでござりましょう。それに斎藤さんお聞きなさい。この子の姉さんが実に感心でござります。少しはおとっさんのお蓄えもあって。今でも公債の利子が。月々八九円はいるそうですが。それをへらしてはならないとって。なんでも毛糸編みをして。それで姉さんがお飯まで炊いて。その上この子の学資を……。

葦「お伯母さんうそでござります。そんなことはござりません。

宮「葦男さん。お前は姉さんが内職をするなんということを。恥とでも思ってお隠しかしらんが。それは恥じることではない。自慢していい咄だ。人は己れの力で食わなければならない。姉さんなんぞはほんとにえらいもんだ。と僕のうちでは陰でほめているのサ。ネー斎藤さん。

斎「それは実に感心なわけだ。

母「そしてそればかりではない。自分では学校へ通うことが出来ないからといって。この子が帰って来ると。すぐとその稽古しただけはうつしてもらうところが。器用なたちで覚えがよいから。今ではこの子が下読みをしてもらうくらいになったとネ。葦男さん。

葦「それはほんとでござります。わたくしの忘れたところはみんなねえさんに……。