Classici giapponesi con furigana
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ちのもじ
血の文字
黒岩 涙香
Leggi 血の文字 (ちのもじ) di 黒岩 涙香 (くろいわるいこう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 44.021 caratteri · 87 schermate
に住む飾物模造職藻西太郎と云う者をば、バチグノールの此家に住で居る伯父を殺したと云う嫌疑で捕縛の為め出張致しました」警察長は、成る可く彼れの言葉を切縮させんと思う如く、将た感心する如くに「其通り、其通り」と軽く頷首く、巡査は益々力を得て「吾々三人馬車に乗り頓て其ビヽエン街に達しますと藻西太郎は丁度夕飯を初める所で妻と共に店の次の間で席に就うと仕て居ました、妻と云うのは年頃二十五歳より三十歳までの女で実に驚く可き美人です、吾々三人引続て其家に入込ますと藻西太郎は斯と見て直様何の用事だと問いました、問うと検査官は衣嚢より逮捕状を取出し法律の名を以て其方を捕縛に参たと答えました」此長々しき報告を目科は聞くに得堪ずと思いし如く「お前は要点だけ話す事が出来ぬのか」と迫し立るに巡査は一向頓着せず、「私は今まで随分捕縛には出張しましたが、捕縛と聞て此藻西太郎ほど喫驚したのは見た事が有りません、彼れは漸く我れに復りて其様な筈は有ません必ず誰かの間違いでしょうと言ました、検査官が推返して決して人違いで無いと答えますと夫では何の廉で捕縛しますと問返しました、オイ何の廉などゝ其様な児供欺しを云ても駄目だよ其方の伯父は何うした、既に死骸が其筋の目に留り其方が殺したと云う