Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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まちのたんてい

街の探偵

海野 十三

Leggi 街の探偵 (まちのたんてい) di 海野 十三 (うんのじゅうざ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 4275 caratteri · 9 schermate

Aozora Bunko

これからもあることだ。変なことがあったら、すぐさてはと考えて、そして思いあたるところがあれば、すぐさま逃げだすようにしないと、君の生命は危いぜ』

『うん、それは分った。だがあの爆発は、どんな仕掛だったのかね。キップの装置がどうしたんだ』

『キップの装置といえば、水素瓦斯の発生器じゃないか。それが屋根裏で、ぶつぶつと水素瓦斯を出しているんだ。そこへ火をつければ、大爆発が起ることは、誰にも分る。ことに水素瓦斯に空気が混っているときは、その爆発は更に激烈なものとなる。――だから、君を狙う敵は、電流仕掛で水素瓦斯に点火して大爆発をさせたんだ。僕は焼跡に駈けつけて、水素瓦斯に点火するため二本の電線が屋外に引張られていたのを発見したから、これに間違いはない』

毒瓦斯

『ホスゲン瓦斯の中毒で殺られたんだとさ』

と、帆村は惨事のあった部屋から顔を出した。

中には七つの屍体が転がっていた。鑑識課員に交って憲兵の姿も見える。

日本飛行科学研究所の第四研究室員七名が、研究中に揃いも揃って、冷たい屍体となり終ったのであった。この愕くべき悲報に、僕は帆村探偵について、現場を覗きに来たというわけだった。