Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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まめせんすいていのゆくえ

豆潜水艇の行方

海野 十三

Leggi 豆潜水艇の行方 (まめせんすいていのゆくえ) di 海野 十三 (うんのじゅうざ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 20.245 caratteri · 41 schermate

Aozora Bunko

「でも、口蓋をあけて外に出ると、アメリカ水兵のために、捕虜みたいな目にあわされるのじゃない? そんなの、いやだなあ」

と、春夫は口蓋をあけるのをいやがりました。

「でも、しかたがないよ。ここは、そういうことにして、またなにかいいことを考えるよ。艇がこわされては、それこそどうすることもできない」

青木学士の顔は、くるしそうに見えました。そして春夫に代って、ついに口蓋をあけました。

とたんに、上から軽機関銃の口が、ぬっとこっちをのぞきこんだではありませんか。

「出ろ。抵抗すると撃ち殺すぞ」

英語で命令です。

青木学士も、むっとするし、春夫少年も、その様子をさとってしゃくにさわりました。

でも、どうすることもできないので、青木学士は春夫をうながして、昇降口をのぼり、とうとう豆潜水艇から外に出ました。

「おとなしくしているんだぞ。抵抗すると、一撃だ」

いつの間にあつまったか、そういって号令をかけている目の青い下士官のほかに、武装をしたアメリカ水兵が六人ばかり、二人をとりまきました。

春夫は、べつにおそろしいとも、なんとも思いませんでした。日本の水兵さんにくらべると、アメリカの水兵なんか、たいへんだらしないものに見えます。