Classici giapponesi con furigana
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おつきさまのうた
豊島与志雄童話集
豊島 与志雄
Leggi 豊島与志雄童話集 (おつきさまのうた) di 豊島 与志雄 (とよしまよしお) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 162.569 caratteri · 336 schermate
そして、この爺さんの連れてる猿がまた、非常に大きな年とった猿で、いつも背中に赤い布をつけ首に鈴をつけて、爺さんと友達のように並んで歩いていて、爺さんの言葉は何でもよく聞き分けるのだそうでした。
そしてこの二人は、爺さんがいろんな歌をうたいそれにつれて猿がおかしな踊をおどり、方々の家でお金やお米などを少しずつもらって、はてしもない旅を続けてるのでした。大きな町や都会をきらって、田舎の方ばかりを廻っているのでした。都会よりも田舎の方が、のんびりとして気持ちもよく、お金もかからないというのです。宿屋がないような辺鄙なところへ行くと、雨の降る間は幾日も神社の中に泊っていたり、天気の日には木影に野宿したりしました。下にござを敷き上に毛布をかけて、爺さんと猿とは一緒に寝ました。そのござと毛布との外に、小さな桶と鍋とを持っていて、自分で御飯をたいて食べるのでした。
三
さて、猿爺さんの猿が村へ物をもらいに来たとすれば、猿爺さんも村の近くに来てるに違いありません。そして、猿爺さんはきっと病気かなんかで動けなくて、猿が一人でやって来るのに違いありません。