Classici giapponesi con furigana
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ぶたきちとヒョロこ
豚吉とヒョロ子
三鳥山人
Leggi 豚吉とヒョロ子 (ぶたきちとヒョロこ) di 三鳥山人 (みどりさんじん) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 55.498 caratteri · 111 schermate
「これでよしこれでよし。それでは玉葱や何かは買って来たか」
「ヘイ、買って参りました」
「よし。その玉葱を一つと庖丁を持って来い」
「ヘエ、たった一つですか」
「そうだ」
「何になさるのですか」
「何でもいい。早く持って来い」
「ヘイ。畏まりました」
と、鍛冶屋の爺さんが玉葱を一つと庖丁を持って来ますと、無茶先生はその玉葱を庖丁でサクリと二つに割って、その二つの切り口を豚吉とヒョロ子の上に当てがいました。
そうすると、今までグーグー寝ていた豚吉とヒョロ子は一時に、
「クシンクシン」
とクシャミをして眼を開きましたが、玉葱のにおいが眼にしみましたので、
「アッ。これはたまらぬ」
「何だか眼に沁みてよ」
と、二人共眼をこすって起き上りました。
「アア。すっかり眼がさめた」
と豚吉はあたりを見まわしましたが、ヒョロ子の姿を見るとビックリしまして、
「オヤッ。あなたはどなたです」
と大きな声で云いました。ヒョロ子もこう云われてヒョイと前を見ますと、見たこともない立派な人が居ますから驚いて、
「まあ。あなたはどなたですか。お声は豚吉さまのようですが……」
と云いかけて、無茶先生の顔を見ると又ビックリしまして、