Classici giapponesi con furigana
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ぶたきちとヒョロこ
豚吉とヒョロ子
三鳥山人
Leggi 豚吉とヒョロ子 (ぶたきちとヒョロこ) di 三鳥山人 (みどりさんじん) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 55.498 caratteri · 111 schermate
「ええっ。そんなことが出来ますか」
「ウン、出来るとも出来るとも。お前達はおれの腕前を知らないからそんなことを云うけれども、おれが持っている薬の力ならば、どんなことでも出来ないことはないのだ」
「ありがとう御座います。それではすぐに治して下さい」
「イヤイヤ、ここでは出来ぬ。それには支度が要るから、どこか鍛冶屋へ行かなければ駄目だ。今からすぐ行くことにしよう」
と、無茶先生はすぐにお薬を取り出して、鞄の中へ入れ初めました。
その時にはるか向うから、
「ワーッ、ワーッ」
「あすこの家に珍らしい夫婦が逃げ込んだ」
「無茶先生の家だ無茶先生の家だ」
「それ、押しかけろ押しかけろ」
と云う声がすると一所に、あとからあとから大勢の人間が押しかけて、無茶先生の家のまわりを一パイに取り巻いてしまいました。
無茶先生はこれを見ると真赤になって憤り出しました。
「こん畜生。来やがったな。よしよし、おれが追払ってやる。お前達は二人共鼻の穴にこの綿を詰めてジッとしていろ。そうして、馬鹿共が居なくなったら、すぐに逃げられるように用意していろ」
と云ううちに、無茶先生は自分の鼻の穴にも綿をドッサリ詰め込んで、丸裸体のまま表に飛出して大勢の者を睨み付けますと、