Classici giapponesi con furigana
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あかつちへくるこどもたち
赤土へくる子供たち
小川 未明
Leggi 赤土へくる子供たち (あかつちへくるこどもたち) di 小川 未明 (おがわみめい) in giapponese con furigana. JLPT N3. Tocca una parola per il significato.
N3 · intermedio · kanji e kana moderni · 16.075 caratteri · 33 schermate
」
「先生、おもしろいですね。」
「おもしろいが、べいなんか、もうよしたまえ。このごろは、みんなでいっしょにたのしんで、そして、勝ち負けをきめるようなおもしろいあそびが、たくさんあるじゃないか。」と、先生は、おっしゃいました。この時分には、先生のお顔は、いつものやさしいお顔になっていました。
「先生よくわかりました。」と、善吉が、いいました。
「わかったか。」
「わかりました。けれど先生につげ口するものなんか、もっとひきょうだと思います。」と、武夫が、いいました。
「つげ口されるようなことをしなければいいのだ。では、もうかえるがいい。」
吉川先生は、立ち上がると、さっさと、ろうかの方へ歩いていかれました。
「黒めがねの紙しばいのおじさんは、ぼく、この話をしたら、辰ちゃんは、自分がけんかができないので、先生にいうなんてひきょうだといったよ。」と、善吉がいいました。
「おじさんは、先生をよく知っているといったね。」
「ああ、おじさんも、日本の子供は、そんとか、とくとかいうことなんか、考えてはいけない。正しいことをしなければならぬといった。」
二人は、階段を下りて、話しながら校門の外へ出たのでありました。