Classici giapponesi con furigana
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ちょうじんニコラ
超人ニコラ/大金塊
江戸川 乱歩
Leggi 超人ニコラ/大金塊 (ちょうじんニコラ) di 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) in giapponese con furigana. JLPT N3. Tocca una parola per il significato.
N3 · intermedio · kanji e kana moderni · 175.219 caratteri · 350 schermate
玉村さんは小林君をよく知っていました。名探偵明智小五郎の少年助手として、たびたびてがらをたてて、新聞にのるものですから、小林少年の名を知らない人はありません。ことに玉村銀一君は少年探偵団員なので、その団長の小林君には、おとうさんも、したしみをかんじていたのです。
「うちの銀一が、いつもおせわになります。」
玉村さんは、電話口で、そんなあいさつをするのでした。
「その銀一君のことで、至急にお話ししたいことがあるのです。これからお店のほうに、おじゃましていいでしょうか。」
といいますと、それでは、お待ちしていますから、どうかおいでください、という返事でした。
それから三十分ほどたって、銀座の玉村宝石店の社長室には、社長の玉村銀之助さんと、小林少年と、松井少年とが、テーブルにむかいあっていました。
小林君が、松井君から聞いたことを、くわしく話しますと、玉村さんは、はじめは、そんなばかなことがと、とりあげようともしませんでしたが、小林君が、うたがわしいわけを、だんだん、話していきますと、玉村さんは腕をくんで、考えこんでしまいました。
そして、しばらくすると、ひとりごとのように、つぶやくのでした。