Classici giapponesi con furigana
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ちょうじんひげのはかせ
超人鬚野博士
夢野 久作
Leggi 超人鬚野博士 (ちょうじんひげのはかせ) di 夢野 久作 (ゆめのきゅうさく) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 59.054 caratteri · 117 schermate
バレンチノが長い、ふるえたタメ息をした。
「ヘエ。存じませんが……そんな方……」
「よく知らん知らんと云うのう。それじゃ鼻毛のよく伸びる奴は、大てい女好きで長生きをするものだが……俺なんかは無論、例外だが……アレはやっぱりホルモンの関係じゃないのか」
「サア、わかりませんが。研究中ですから……」
「そんな研究ではアカンぞ」
「ヘエ、相済みません」
「俺に謝罪ったって始まらんが……それからドウしたんだ今の話は……」
「ヘエ、何のお話で……」
「アタマが悪いのう君は……イクラか蓄膿症の気味があるんじゃないか君は……それともアデノイドか……」
「そんな事は絶対に御座いません」
「成る程、君はその方の専門だったね、失敬失敬。今の鼻毛の話よ。鼻毛は健康の礎……ホルモンのメートルだという……」
「ヘエ、そうなんで……ところがその咽喉に有害な黴菌や塵埃を含んだ乾燥したつめたい空気をこのカニウレから直接に吸込みますと、直ぐに咽喉を害しますので、そこへ色々な黴菌がクッ付いて病気を起します。この犬なぞも御覧の通り切開手術をしてやりますと間もなく結核を感染しまして……」
「成る程。それが実験なのか」