Classici giapponesi con furigana
ja-reading.com
Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.
きんせいかいじんでん
近世快人伝
夢野 久作
Leggi 近世快人伝 (きんせいかいじんでん) di 夢野 久作 (ゆめのきゅうさく) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 79.469 caratteri · 157 schermate
一秒もジッとしておれない連中だからグングンと活躍を続けて行く。日清日露の両戦役に彼等の活躍がドレ位助けになったかわからない。現在の満洲国の独立は夕張川の四百億円の御蔭と云ってもいい位だ。否、玄洋社連の四百億円の夢が、満洲に於て現実化されたと云ってもいいだろう。世の中というものは、そんなものだ。シッカリさえしておれば恐ろしい事はない。気を大きく持って時節を待ち給え。四百億円というと大戦後の独逸を、カイゼルもヒンデンブルグもヒトラーもコミにして丸ごと買える金額だからね。それ位の夢は時々見ていないと早死にをするよ。ハハハハ」
可哀相にスッカリ気まりが悪くなった銀行家は、法螺丸の俥引きにも劣るというミジメな烙印を捺されて、スゴスゴと帰って行く。
デモクラシーと社会主義の華やかなりし頃、法螺丸の処に居る秘書役みたいな書生さんが、或る時雑誌を買って来て、その中に書いてあるサンジカリズムの項を、先生の法螺丸氏に読んで聞かせた。するとその翌る日のこと、東京市長をやっていた親友の後藤新平氏が遣って来たので、法螺丸は早速引っ捉えて講釈を始めた。
法螺丸「貴公はこの頃仏蘭西で勃興しているサンジカリズムの運動を知っているか」