Classici giapponesi con furigana
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めいしんとしゅうきょう
迷信と宗教
井上 円了
Leggi 迷信と宗教 (めいしんとしゅうきょう) di 井上 円了 (いのうええんりょう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 151.147 caratteri · 298 schermate
しかして、沼地、ため池等に限らず乾燥した地面の上にも現るる。静止することもあり、風に従って動くこともあり、全く風に関係せずに動くように見ゆることもある。しかし、物体に触れてもこれを焼くことなく、ほとんど感じ得るほどの熱をだにもたぬようだ。色は通常淡藍だが、黄、紫、青等のものもあり、まれには純白のものもある。においはなく、なんの煙もこれに伴わず、少しも音響を発しない。従来この種の鬼火は、もっぱら墓地に現るるもののように考えられておったが、ドイツにおけるあまたの目撃者の言によれば、墓地に現るることはかえってまれのようだ。また、人がこの種の鬼火を追えば逃げ、人が逃ぐれば鬼火がその後を追うとの俗説も、一般に事実とはいえない。
前記のいわゆる真の鬼火の原因は、両三年前まで明瞭でなかったが、ついにベルギーの化学者レオンデュマは、人工的にこの種の鬼火をつくることを発明し、今や鬼火に関する不思議のことは、ほとんど全部解決せられた。レオンデュマは最初より他の多くの学者と同様、沼気すなわちメセインは空気中において速やかに散布し、かつ自然に燃焼を始めないから、いわゆる真の鬼火は沼気の燃焼ではないとの意見を持っておった。