Classici giapponesi con furigana
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めいしんかい
迷信解
井上 円了
Leggi 迷信解 (めいしんかい) di 井上 円了 (いのうええんりょう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 48.601 caratteri · 96 schermate
今、筮者に請うて卜筮の判断をなさしむるに、あたらざる方は、これを人に伝うるのかえって己の不面目と心得、秘して他言せず、これに反して適中したる方は、大いにそのことを吹聴するようになる。これ、適中せる卜筮談の世に多きゆえんである。『視聴雑録』と題する書中に、「昔、江戸浅草に住める商人某が黄金を失い、筮者を招きて占わしめしに、筮者曰く、『この金は必ず外に求むべからず、おそらくは一家中にあらん。もし一家を探りて見当たらざるときには、家の外に求むべし』」との話があるが、これこそ百発百中に相違ない。卜筮のよく当たるというのは、この話の類であろうと思う。
かくして、卜筮は識者の目より見れば、もとより信ずるに足らぬものなるが、愚者にとりては狐疑して決せざる場合にいくぶんの用ありとするも、余は古き『易経』などによるに及ばず、むしろ近世の学術上に考えて新法を作るがよろしいと考え、この主義より近世の論理学にもとづき、『哲学うらない』と題する筮法を工夫した。されど、その法は未来の吉凶禍福を前知するにあらずして、一事を決するに当たり、天運にたずねて可否を知らんとするのみである。