Classici giapponesi con furigana
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たいほしゅぎしゃ
退歩主義者
Leggi 退歩主義者 (たいほしゅぎしゃ) di Sakaguchi Ango (坂口 安吾) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 9703 caratteri · 20 schermate
これは芝居ではない。数名の座員に襟クビをとって舞台裏へひきずりこまれても、オ猿サンの姿勢をくずすことが出来ない始末である。
「ヤイ、この野郎。ふざけたマネをしやがる。一座の面目まるつぶれじキないか。色キチガイめ」
若い座員がコッピドク馬吉に往復ビンタをくらわせた。さすがに品川一平はゲラゲラ笑っていた。場末の役者ともなれば、根はそれだけのものだと心得ているからである。馬吉には、これが泌々有難かったのである。
「兄貴は、さすがだ」
馬吉はテレかくしに、英雄らしく振舞って、一平に握手をもとめたが、
「よせやい。ふざけるな」
と、つきとばされてしまった。
「なんだい。ひでえな。ゲラ/\笑っていたくせに、感謝のマゴコロをヒレキすれば、つきとばすなんて、面白くないよ。オレだって、あんなことはしたくないよ。然し、あのほかに、やるとすりゃ、泥棒か人殺しじゃないか。男だって、パン助もやりたくなろうじゃないか」
「バカ野郎。舞台の上からチョイトなんてパン助いるかい」
「あんなこといってらア。天下の往来の方が、なお、よくねえよ」
「クビだア。出て行け」
「慌てるなよ。こっちの都合だってあるじゃないか。