Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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きんぞくにんげん

金属人間

海野 十三

Leggi 金属人間 (きんぞくにんげん) di 海野 十三 (うんのじゅうざ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 78.616 caratteri · 157 schermate

Aozora Bunko

ぼくはやっぱりおとぎばなしなんか信じることはできないね。はははは」

と検事は笑った。そしてタバコを口へ持っていったが、火は消えていた。

「ところが検事さん。いままでの話は、おとぎばなしや仮定であったかもしれんですが、ここに新しく、厳然たる怪事実が存在することを発見しました。このものは、考えれば考えるほど、おそろしい正体を持っていると思われてくるのです。まさに二十世紀がわれわれに、おきみやげをする奇蹟である。というか、それとも、われわれは実にばかにされていると思うんです」

蜂矢の目が、あやしく光ってきた。

「それは何だい。きみのいっていることはチンプンカンプンで、意味がわかりゃしない」

「いや、そうとでもいわなければ、その怪事実のあやしさ加減をすこしでも匂わすことができないのです。まあ、それよりは、さっそくこれからご案内しましょう。わたしといっしょに行ってください。そして検事さんはご自分の目でごらんになり、そしてご自分の頭で、その怪事実の奥にひそむ謎をつまみ出してください」

「え、どこへ行ってなにを見ろというのかい」

「今、浅草公園にかかっている“二十世紀の新文福茶釜”という見世物を見物に行くんです。