Classici giapponesi con furigana
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ぎんがてつどうのよる
銀河鉄道の夜
Leggi 銀河鉄道の夜 (ぎんがてつどうのよる) di Miyazawa Kenji (宮沢 賢治) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 76.529 caratteri · 155 schermate
「おっかさん、僕ね、もじゃもじゃの鳥の子のおぼれるのを助けたんです」とホモイが言いました。
兎のお母さんは箱から万能散を一服出してホモイに渡して、
「もじゃもじゃの鳥の子って、ひばりかい」と尋ねました。
ホモイは薬を受けとって、
「たぶんひばりでしょう。ああ頭がぐるぐるする。おっかさん、まわりが変に見えるよ」と言いながら、そのままバッタリ倒れてしまいました。ひどい熱病にかかったのです。
*
ホモイが、おとうさんやおっかさんや、兎のお医者さんのおかげで、すっかりよくなったのは、鈴蘭にみんな青い実ができたころでした。
ホモイは、ある雲のない静かな晩、はじめてうちからちょっと出てみました。
南の空を、赤い星がしきりにななめに走りました。ホモイはうっとりそれを見とれました。すると不意に、空でブルルッとはねの音がして、二疋の小鳥が降りて参りました。
大きい方は、まるい赤い光るものを大事そうに草におろして、うやうやしく手をついて申しました。
「ホモイさま。あなたさまは私ども親子の大恩人でございます」
ホモイは、その赤いものの光で、よくその顔を見て言いました。