Classici giapponesi con furigana
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ぎんがてつどうのよる
銀河鉄道の夜
Leggi 銀河鉄道の夜 (ぎんがてつどうのよる) di Miyazawa Kenji (宮沢 賢治) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 76.529 caratteri · 155 schermate
ルビーよりも赤くすきとおり、リチウムよりもうつくしく酔ったようになって、その火は燃えているのでした。
「あれはなんの火だろう。あんな赤く光る火は何を燃やせばできるんだろう」ジョバンニが言いました。
「蠍の火だな」カムパネルラがまた地図と首っぴきして答えました。
「あら、蠍の火のことならあたし知ってるわ」
「蠍の火ってなんだい」ジョバンニがききました。
「蠍がやけて死んだのよ。その火がいまでも燃えてるって、あたし何べんもお父さんから聴いたわ」
「蠍って、虫だろう」
「ええ、蠍は虫よ。だけどいい虫だわ」
「蠍いい虫じゃないよ。僕博物館でアルコールにつけてあるの見た。尾にこんなかぎがあってそれで螫されると死ぬって先生が言ってたよ」
「そうよ。だけどいい虫だわ、お父さんこう言ったのよ。むかしのバルドラの野原に一ぴきの蠍がいて小さな虫やなんか殺してたべて生きていたんですって。するとある日いたちに見つかって食べられそうになったんですって。さそりは一生けん命にげてにげたけど、とうとういたちに押えられそうになったわ、そのときいきなり前に井戸があってその中に落ちてしまったわ、もうどうしてもあがられないで、さそりはおぼれはじめたのよ。